<相場の読み筋>4月8日

2020/4/8 7:44

 7日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比26.13ドル安の2万2653.86ドル、ナスダック総合指数が同25.978ポイント安の7887.260ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が14億8049万株、ナスダック市場が38億7900万株だった。朝方は、前日の買い優勢の動きが続き、NYダウは一時、930ドルを超える上昇となり、取引時間中としては3月13日以来、約1カ月ぶりに2万3000ドル台に乗せる場面もみられた。ただ、買い一巡後は、戻り待ちや利益確定の売りに押され、取引終了間際に下げに転じた。NYダウ採用銘柄では、ボーイングやP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)、ウォルマートなどが値下がり率の上位に入っている。

 8日の東京株式は、弱含みの展開か。きのう7日の日経平均株価は、朝高後に下げ転換するなど、不安定な動きだった。直近3営業日で1130円強の上昇となっていることもあり、戻り待ちの売りに押される場面もありそう。一方、25日移動平均線(7日時点で1万8733円)を上回ったことで、投資家心理の好転が見込まれ、個別株物色が活発化することも期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半(7日終値は108円87-88銭)、ユーロ・円が1ユーロ=118円台の半ば(同118円42-46銭)と小動き。7日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、アドバンテス<6857.T>、みずほ<8411.T>などが、7日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日大阪取引所終値比175円安の1万8975円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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