フェスタリアが朝安後に上げ転換、第2四半期の業績下方修正、通期未定で売り先行もその後アク抜け感

株式

2020/4/8 16:20

 フェスタリアホールディングス<2736.T>が70円安の905円で寄った後、急速に持ち直して上げに転じている。7日引け後に20年8月期第2四半期(19年9月-20年2月)の連結業績予想を下方修正し、通期業績予想を「未定」としたことで朝方は売りが先行したが、一巡後はアク抜け的な動きとなっている。

 第2四半期業績予想は、売上高が52億円から51億1400万円(前年同期比1.4%増)に、営業損益が1億円の黒字から1億6100万円の赤字(前年同期は2800万円の黒字)に引き下げられた。新型コロナウイルス感染拡大が影響するなど消費マインドの悪化が進み、売上高はわずかながら予想を下回った。利益面では、主な原材料である金価格の上昇など商品原価率が上昇。また、在庫処分施策を継続的に推進したことも、売上総利益率の低下につながった。店舗数の拡大に伴う人件費の増加に加え、新規出店や店舗改装等に要する費用、店舗家賃の増加なども重しとなった。

 通期業績予想については、厳しい外部環境に加え、新型コロナウイルス感染症の終息時期の見通しが立たない状況を踏まえると、業績予想を合理的に算定することは困難としている。

 8日の終値は、前日比3円高の978円ザラバ引け。

提供:モーニングスター社

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