日通が堅調、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」継続、目標株価は7200円に引き下げ

株式

2020/4/8 16:50

 日通<9062.T>が堅調。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では7日付で、レーティング「オーバーウエート」(強気)を継続、目標株価は7600円から7200円に引き下げている。

 21年3月期から23年3月期予想連結一株利益を従来比で平均6%下方修正し、あわせて目標株価を7200円に引き下げるとしている。また、現段階で予想できる新型コロナウイルスの影響を織り込み利益予想を下方修正、連結営業利益について、20年3月期530億円(前期比33.4%減、従来541億円、会社側計画は600億円)、21年3月期576億円(従来640億円)、22年3月期660億円(同684億円)と試算している。

 下方修正の主因として、20年3月期が引越業務の減少、21年3月期が海外子会社の取り扱い数量の減少などを挙げている。一方で、同社固有の増益要因として、(1)20年3月期の一過性の人件費剥落(2)組織改革による費用抑制(3)航空貨物需要の回復――などがあると考えており、これらの増益要因は株価に十分に織り込まれておらず、株価上昇の余地は高いと考えているという。

 8日の終値は、前日比90円高の5160円。

提供:モーニングスター社

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