GMOペパボが堅調、手製マスク関連として物色、ハンドメード市場「ミンネ」に関心

株式

2020/4/9 11:12

 GMOペパボ<3633.T>が5日続伸。布製など手製マスクの関連銘柄として関心を集めつつあるようだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大を背景とする政府の緊急事態宣言により、市民の外出自粛が長期化しそうだ。こうした中、家にいる時間を利用し、店頭で品薄状態が続くマスクを布などでハンドメードする動きが一段と加速しつつある。

 GMOペパボは個人向けレンタルサーバーやEC(=Eコマース、電子商取引)店支援を主力とし、興隆する「リモート関連」の切り口でも注目されるが、もう一つの有力材料が手製マスクだ。運営するハンドメードの個人向けオンラインマーケット「minne(ミンネ)」は、この分野で圧倒的な知名度を誇る。

 ミンネにはさまざまなハンドメードアイテムが出品されているが、話題の布製マスクも多く出てきている。市販のマスクとは違い自由にネット上で取引できることもあり、軽いブームになりつつある。また、緊急事態宣言の期間中は、自宅でできる趣味としてマスク以外のハンドメードに取り組む人も増える可能性がある。

 GMOペパボの株価は前日比5.8%高の1682円まで上昇した。ハンドメードの関連銘柄ではほかに、手芸専門店の藤久<9966.T>がこれまでに大きく買われている。

提供:モーニングスター社

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