10日の東京株式市場見通し=軟調な動きが見込まれる

国内市況

株式

2020/4/10 7:47

 予想レンジ:1万9000円-1万9500円(9日終値1万9345円77銭)

 10日の東京株式は、軟調な動きが見込まれる。きのう9日の日経平均株価は、模様眺めムードのなか方向感に乏しい展開だった。週末を控えることや、現地10日の米国株式市場が聖金曜日の祝日で休場となることもあり、積極的な売買は限定的とみられ、ポジション調整の売りが優勢となりそう。また、4月限先物・オプションのSQ(特別清算指数)値の算出日にあたることから、市場推定値が意識される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ば(9日終値は108円93-94銭)、ユーロ・円が1ユーロ=118円台の半ば(同118円47-51銭)で推移している。9日のADR(米国預託証券)は円換算値で、TDK<6762.T>、日産自<7201.T>、三井住友<8316.T>などが、9日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日大阪取引所終値比30円安の1万9460円だった。(高橋克己)

10日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:50 3月国内企業物価指数

・4月限株価指数先物・オプションSQ(特別清算指数)値算出日

・エルニーニョ監視速報

・決算発表=久光薬<4530.T>、安川電機<6506.T>

【海外】(時間は日本時間)

・10:30 中国3月消費者物価、中国3月生産者物価

・21:30 米3月消費者物価

・聖金曜日で米国(為替は通常取引)、欧州、アジアの主要市場が休場

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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