積水化学、微生物触媒を活用して可燃性ごみをエタノールに変換する実証で合弁会社を設立

株式

2020/4/20 7:36

 積水化学工業<4204.T>は16日、同社とINCJ(東京都千代田区)が、同社と米ベンチャー企業ランザテックが共同開発した、微生物触媒を活用して可燃性ごみをエタノールに変換する技術(BRエタノール技術)の実証事業の実施、および事業展開を行うことを目的に、合弁会社積水バイオリファイナリーを設立したと発表した。

 合弁会社では、BRエタノール技術の実用化・事業化に向けた最終段階の実証を行うため、岩手県久慈市に実証プラントを新設し、21年度末に稼働を開始、実証事業を行う予定。実証プラントでは、標準的な規模のごみ処理施設が処理するごみの10分の1程度の量(日量約20トン)を既存ごみ処理施設から譲り受けて原料とし、エタノールを生産する予定としている。また、自治体やごみ処理関連企業、プラントメーカーなどのパートナーを広く募るとともに、実証プラントにて生産したエタノールを、同技術に関心を寄せている企業などに提供し、エタノールを活用する様々な製品・事業の検証を行っているもらうとしている。

 17日の終値は、前日比3円安の1380円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ