<無料公開>インテル1~3月最高益も株価急落――通期見通し撤回で半導体に不透明感
2020/4/24 8:16
米インテル<INTC>が23日に発表した1~3月決算は、売上高が前年同期比23%増の198億ドル(2兆1300億円)、純利益が同42%増の57億ドルとなった。1株利益は1.31ドルだった。売上・利益ともに市場予想を上回ったものの、4~6月以降の見通しが不安視され、株価は時間外取引で急落した。
1~3月の収益は過去最高となり、市場予想を売上高で6%程度上回った。新型コロナウイルスの感染拡大により、テレワークなどのリモートを支えるデータセンター向け半導体の需要が拡大した。ただ、経済の先行き不透明感を踏まえ、1月時点で売上高735億ドルとしていた2020年の通期見通しを撤回。4~6月の1株利益予想(1.10ドル)も市場想定(約1.20ドル)を下回った。
台湾TSMCなどの好業績が半導体セクターの強気材料になっていたが、インテルの決算はそうした状況に水を差す可能性もある。関連銘柄の新光電気工業(6967)やイビデン(4062)のほか、日本のハイテク株の目先の動きを注視したい。
(イメージ写真提供:123RF)
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