米アルファベットは急反発、第1四半期決算を好感―コロナ禍でも売上堅調

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2020/4/30 9:41

 グーグルの米持ち株会社アルファベット<GOOGL>が29日、8.89%高の1342.18ドルと3営業日ぶりに急反発した。

 28日引け後、20年12月期第1四半期(1-3月)の決算を発表。売上高は前年比13%増の411億6000万ドルとなり、市場予想の408億ドルを上回った。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の停滞により、売上の大半を占める広告収入が同10%増の337億6000万ドルにとどまったが、動画共有サービス「ユーチューブ」事業が前年比33%増の40億4000万ドル、クラウド事業が同52%増の27億8000万ドルと好調だった。

 新型コロナの影響が強まった3月の広告収入をみると前年比10%減となっており、同社は第2四半期(4-6月)の広告収入が一段と悪化するとみている。ルース・ポラットCFO(最高財務責任者)は20年の設備投資を減額する方針で、20年全体の投資額が前年水準を下回る見通しとした。また、20年のマーケティング関連予算を最大50%削減する計画。

 一方、純利益は同3%増の68億4000万ドル、希薄化後1株当たり利益(EPS)は同4%増の9.87ドル(前年は9.50ドル)と増益だったが、市場予想の10.71ドルには届かなかった。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

(イメージ写真提供:123RF)

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