米アマゾンが時間外で急落、第2四半期は営業赤字転落の可能性も

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2020/5/1 10:38

 米オンライン小売大手アマゾン・ドットコム<AMZN>は4月30日の時間外取引で急落し、米東部時間午後7時59分に4.77%安の2356ドルとなった。同日夕方に20年12月期第1四半期(1-3月)の決算を発表したが、利益が市場予想を下回ったうえ、第2四半期(4-6月)に営業赤字に転じる可能性を示したことが嫌気されたようだ。

 売上高は前年比26%増の755億ドルと大幅増収を確保し、市場予想の737億ドルを上回ったが、営業利益は同10%減の40億ドル、純利益は同29%減の25億4000万ドルにとどまり、希薄化後1株当たり利益(EPS)は5.01ドル(前年は7.09ドル)と、市場予想の6.23ドルを下回った。新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出制限でネット通販の利用が増えて売上が拡大。一方、需要急増に応えるために梱包・発送センターを中心に従業員を大量に雇用したことや従業員の時給を引き上げたことにより、人件費などのコストが大幅に膨らんだ。

 第2四半期業績は、売上高を前年比18-28%増の750億-810億ドルと予想したが、営業損益15億ドルの赤字-15億ドルの黒字(前年は31億ドルの黒字)とし、市場予想の40億ドルを大幅に下回った。従業員や商品配送のコロナ関連対策費が増大するとみている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

(イメージ写真提供:123RF)

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