「非接触」関連に買い先行、アスカネットやAMI、新型コロナ対策で東京都がイノベーション促進

株式

2020/5/7 9:33

 アスカネット<2438.T>がカイ気配となっているほか、アドバンスト・メディア(AMI)<3773.T>など新型コロナウイルスなどの感染防止に寄与する「非接触型技術」の関連銘柄に買いが向かっている。

 東京都の小池知事は5日の会見で、非接触型技術を後押しし、関連企業によるイノベーションを促進していく考えを示した。ウイルスや細菌の感染の多くは指を経由する。ウイルスの保有者が触れたものにさわり、その手で目をこすればアウト。不特定多数が行き来する店舗や駅では、飛沫(ひまつ)感染も起こりやすい。

 アスカネットは3D(立体画像)用の特殊プレートを手掛け、実際に操作できるパネルを空中に結像する技術などで知られる。前営業日比11.1%高まで上昇したAMIは、音声認識の専業。声による操作も感染リスクを抑制する。このほか、触れずに操作できるタッチパネルの製品化を進めるアルプスアルパイン<6770.T>、空中ディスプレー用リフレクターでカーバイド<4064.T>にも買いが先行している。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ