日経平均は80円程度高、買い先行後もしっかりした動き=21日寄り付き

 21日午前9時24分すぎの日経平均株価は、前日比80円程度高い2万675円前後で推移する。午前9時4分には、同139円76銭高の2万734円91銭を付けている。きのう20日に4日続伸した堅調な動きが継続。現地20日の欧米株式が上昇したこともあり、朝方から買いが先行した。きのう20日に、75日移動平均線(20日時点で2万446円)を終値ベースで上回ったことで、投資家心理が好転した面も支えとなり、しっかりした動きにあるようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所終値比175円高の2万725円だった。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株や、出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株も高い。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が堅調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も上げている。

 個別では、レナウン<3606.T>(整理)、太平洋セメ<5233.T>、フィールズ<2767.T>、サイバーL<3683.T>、日信号<6741.T>などが上昇。半面、船井総研HD<9757.T>、山田コンサル<4792.T>、丸大食<2288.T>、アトラエ<6194.T>、ジューテック<3157.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時24分時点で、1ドル=107円台の半ば(20日終値は1ドル=107円65-66銭)、1ユーロ=118円台の前半(同117円79-83銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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