<特集>続・逆風下の注目決算銘柄(3)=ニチレイ―冷蔵・冷凍食品の販売拡大を期待

株式

2020/5/22 17:51

 ニチレイ<2871.T>をマークしたい。同社の21年3月期の連結業績は、売上高5900億円(前期比0.9%増)、営業利益315億円(同1.5%増)を予想。新型コロナウイルス感染症の業績への影響は第2四半期(20年7-9月)まで続くと想定する。足元では、新型コロナウイルスの流行終息が期待されるなか、今後は、政府が進める「新しい生活」の浸透のほか、リモートワークの一般化なども進展するとみられ、より効率的な時間配分が求められるなか、家庭で手軽に調理することができる同社の冷蔵・冷凍食品の販売拡大が期待される。配当は、中間期22円(前期実績21円)、期末22円(同21円)の合計44円(同42円)に増配する見込み。新型コロナウイルスの影響で先行き景気が読みづらいなか、配当の増額計画は業績予想の自信の表れと判断したい。

 株価は、3月31日に年初来高値となる3155円を付ける場面がみられた。その後は、利益確定や手じまい売りに押される展開が続いていたが、足元では再度持ち直す動きがみられている。

提供:モーニングスター社

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