日経平均は311円程度高、前週末の反動高から堅調な動き=25日寄り付き

 25日午前9時25分すぎの日経平均株価は、前週末比311円程度高い2万700円前後で推移する。午前9時18分には、同324円86銭高の2万713円02銭を付けている。前週末22日、週末を控えたポジション調整の売りなどから弱い展開となっていた反動から、買いが先行したようだ。また、東京など1都3県と北海道に発出されている新型コロナウイルスの緊急事態宣言を、政府が25日にも解除する方針と伝えられたことも、支えとなっているもよう。その後も堅調な動きが続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末22日の大阪取引所終値比190円高の2万550円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株が上昇。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も高い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も堅調。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も上げている。

 個別では、エアトリ<6191.T>、カシオ<6952.T>、Wスコープ<6619.T>、博報堂DY<2433.T>、ボルテージ<3639.T>などが上昇。半面、レナウン<3606.T>(整理)、リログループ<8876.T>、伯東<7433.T>、JMS<7702.T>、ネクソン<3659.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=107円台の後半(前週末22日終値は1ドル=107円45-46銭)、1ユーロ=117円台の半ば(同117円17-21銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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