「対話」重視の日本株アクティブ投信新規設定、未開拓マーケット切り開くか
2020/5/26 8:55
マネックス証券は25日、企業とのエンゲージメント(対話)を行う日本株のアクティブファンド「マネックス・アクティビスト・ファンド」の募集を6月10日から開始すると発表した。運用開始は6月25日から。当ファンドの運用はグループ会社のカタリスト投資顧問の助言を基にマネックス・アセットマネジメントが行う。
エンゲージメントとは企業との建設的な対話により企業価値の向上を促すものだ。当ファンドは潜在的に企業価値が著しく割安になっている企業に対してエンゲージメントを行い、企業価値の向上を支援する。マネックスグループの代表執行役社長CEO(最高経営責任者)で、カタリスト投資顧問の取締役会長を務める松本大氏自らが投資先企業の経営陣、取締役会メンバーとの対話を主導する。
経営戦略や事業モデル、財務分析に加えて、ESG(環境・社会・企業統治)の観点も考慮して比較的少数の銘柄でポートフォリオを構成する。ポートフォリオの銘柄構成比は事業改変・整理の推奨、業界内の統合推進などを含む「事業計画見直し」が40%、「株主還元強化・IR強化」が20%、「親子上場等」が25%などとなっている。
信託報酬は基本報酬2.2%(税込)に加えて、成功報酬がかかる。基本報酬部分を比較すると、国内株式アクティブファンドの信託報酬等(税込)の平均1.5%と比べて高めとなっている。コストに見合ったパフォーマンスを上げられるかがポイントだ。
対話を運用プロセスで重視したファンドでは、4月末時点で「ブラックロック・ガバナンス・フォーカス・F」(純資産残高84億円)、「アムンディ・ターゲット・ジャパン・ファンド」(同44億円)があるが、比較的残高が大きいこれらのファンドでもまだ100億円未満だ。実質的に未開拓のマーケットと言え、今回設定のファンドがシェアを伸ばすか注目される。
提供:モーニングスター社
関連記事
-
<レーティング変更観測>新規・Eギャランテ/第一三共、東鉄工格上げ、ミルボン格下げなど
2020/5/26 8:55
◎新規 ★レンゴー、★Eギャランテ◎格上げ ★東鉄工、★第一三共、★伊藤忠、★ヤマトHD◎格下げ アスク・・・…続き
-
マーケット早耳情報=主な前場寄り前成り行き注文状況(2)みずほ、アンジェス、ソフトバンクなど
26日午前8時50分現在の主な寄り前成り行き注文状況は以下の通り。みずほ 売り27万株、買い177万株日本郵政 売り47万株、買い88万株野村 売り1・・・…続き
-
マーケット早耳情報=主な前場寄り前成り行き注文状況(1)トヨタ、三菱UFJ、ソフバンGなど
26日午前8時50分現在の主な寄り前成り行き注文状況は以下の通り。トヨタ 売り10万株、買い19万株ソニー 売り9万株、買い12万株三菱UFJ 売り4・・・…続き
速報ニュース
-
香港大引:ハンセン1.0%安で3日ぶり反落、理想汽車7.4%下落
30時間前
-
225オプション・コール(期近・4月19日・権利行使価格3万8000円)
31時間前
-
225オプション・プット(期近・4月19日・権利行使価格3万7000円)
31時間前
-
今晩のNY株の読み筋=イスラエルのイランに対するミサイル発射の影響は
31時間前
-
31時間前
-
31時間前
-
来週の東京外国為替市場見通し=日銀の金融政策決定会合や中東情勢に注意
31時間前
-
31時間前
-
31時間前
-
32時間前