日経平均は210円程度高、買い優勢で一時2カ月半ぶりに2万1000円台乗せ=26日寄り付き

 26日午前9時24分すぎの日経平均株価は、前日比210円程度高い2万950円前後で推移する。午前9時16分には、同265円77銭高の2万1007円42銭を付け、取引時間中としては、3月2日以来、約2カ月半ぶりに2万1000円台に乗せた。きのう25日の好地合いや、政府が1都3県と北海道に発出していた新型コロナウイルスの緊急事態宣言を解除したことなどから、早期の経済活動本格化が期待され、買い優勢でスタート。その後も、堅調な展開が続いている。大阪取引所のナイトセッションは、前日比150円高の2万970円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も高い。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株も堅調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も上げている。

 個別では、ケミコン<6997.T>、イトーキ<7972.T>、Ubicom<3937.T>、ペッパー<3053.T>、ひらまつ<2764.T>などが上昇。半面、ベネッセHD<9783.T>、ライドオンHD<6082.T>、ダイトウボウ<3202.T>、スペースバリューHD<1448.T>、Wスコープ<6619.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時24分時点で、1ドル=107円台の半ば(25日終値は1ドル=107円74-76銭)、1ユーロ=117円台の前半(同117円18-22銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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