<米国株情報>中国アリババ急落、利用者数は増加傾向も21年3月期の売上高予想が市場予想を下回る

株式

2020/5/26 10:20

 中国インターネット大手アリババ・グループ<BABA>が22日に20年3月期第4四半期(1-3月)の決算を発表。売上高は前年比22%増の1143億1000万元、純利益は同88%減の31億6000万元だった。

 希薄化後1株当たり利益(EPS)は1.16元(前年は9.84元)だが、新型コロナウイルス感染症の拡大による金融市場の混乱で投資先企業の株価が下落し、多額の投資損失を計上したため。こうした一時的項目を除いた調整後のEPSは9.20元(同8.57元)となり、同EPSは市場予想を上回った。

 マギー・ウーCFO(最高財務責任者)は、「1月から中核事業のイーコマース(電子商取引)事業が打撃を受けたが、3月から利用客数が増え始めており、着実に回復に向かっている」と述べた。3月時点のモバイルの1カ月当たり利用者数(MAU)は19年12月時点に比べ2200万人増の8億4600万人となった。

 21年3月期の通期業績については、売上高を6500億元と予想したが、市場予想の6590億元を下回った。

 22日の株価は5.87%安の199.7ドルと急落して引けた。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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