日経平均は455円高と大幅続伸、経済活動の再開期待強まる、2カ月半ぶり2万1000円回復=26日前場

 26日前場の日経平均株価は前日比455円39銭高の2万1197円04銭と大幅続伸し、高値引け。取引時間中での2万1000円回復は3月6日(高値2万1061円20銭)以来、約2カ月半ぶりとなる。朝方は、買いが先行した。政府は25日に緊急事態宣言の全面解除を決定、経済活動再開への期待が強まった。現地25日の米国市場はメモリアルデーで休場だったが、時間外取引(日本時間26日)での米株価指数先物の上昇も支えとなった。中国・上海総合指数や香港ハンセン指数の堅調推移もあって、前引けにかけて上げ幅を拡大した。

 東証1部の出来高は6億6933万株、売買代金は1兆1102億円。騰落銘柄数は値上がり1562銘柄、値下がり522銘柄、変わらず84銘柄。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が上昇。三井不<8801.T>、住友不<8830.T>、東建物<8804.T>などの不動産株や、JR西日本<9021.T>、東急<9005.T>などの陸運株も高い。東レ<3402.T>、ゴールドウイン<8111.T>などの繊維製品株も堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>、日産自<7201.T>などの輸送用機器株や、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も買われた。オリックス<8591.T>、クレセゾン<8253.T>などのその他金融株も値を上げた。

 半面、九州電力<9508.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株がさえない。。

 個別では、Jリース<7187.T>、マーベラス<7844.T>がストップ高カイ気配となり、ケミコン<6997.T>、ペッパー<3053.T>がストップ高。ひらまつ<2764.T>、オープンドア<3926.T>などの上げも目立った。半面、はせがわ<8230.T>、ベネッセHD<9783.T>、レナウン<3606.T>(整理)、ライドオンHD<6082.T>、ダイトウボウ<3202.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、32業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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