日経平均は529円高と大幅続伸、2万1000円回復、上げ幅拡大に全33業種が上昇=26日後場
26日後場の日経平均株価は前日比529円52銭高の2万1271円17銭と大幅続伸。2万1000円回復は3月5日(終値2万1329円12銭)以来で、東証業種別株価指数は全33業種が上昇した。朝方は、買い優勢で始まった。政府は25日に緊急事態宣言の全面解除を決定、経済活動再開への期待が強まった。現地25日の米国市場はメモリアルデーで休場だったが、時間外取引(日本時間26日)での米株価指数先物の上昇も支えとなった。中国・上海総合指数や香港ハンセン指数の堅調推移もあって、上げ幅を拡大し、大引け近くには2万1328円34銭(前日比586円69銭高)まで上伸した。
東証1部の出来高は14億7246万株、売買代金は2兆5326億円。騰落銘柄数は値上がり1734銘柄、値下がり384銘柄、変わらず52銘柄。
市場からは「強い動きだ。経済活動再開への期待とともに時間外の米株先物高をにらみ、買い戻しが進んでいる。ただ、期待が先行しすぎ、割安感はなく、日経平均2万1000円から上は次第に売りが出てくるとみられる」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>などの海運株が上昇。トヨタ<7203.T>、日産自<7201.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も買われた。三井不<8801.T>、住友不<8830.T>、東建物<8804.T>などの不動産株や、JR西日本<9021.T>、東急<9005.T>などの陸運株も高い。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、東レ<3402.T>、帝人<3401.T>などの繊維製品株も堅調。AGC<5201.T>、板硝子<5202.T>などのガラス土石株も値を上げた。
個別では、Jリース<7187.T>、ケミコン<6997.T>、ペッパー<3053.T>、マーベラス<7844.T>がストップ高となり、ひらまつ<2764.T>、イトーキ<7972.T>などの上げも目立った。半面、はせがわ<8230.T>、ベネッセHD<9783.T>、ライドオンHD<6082.T>、ダイトウボウ<3202.T>、サイバーL<3683.T>などの下げが目立った。
(写真:123RF)
提供:モーニングスター社
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