<飛躍期待の中小型株>日機装の深紫外線LEDはワクチンに匹敵する材料

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2020/5/26 17:31

 ウィズ・コロナの時代に経済活動を安心して持続的に行うためには、抗体をつくるワクチンだけではなく、常日ごろからの殺菌や除菌を心掛ける必要がある。そのような流れの中で、国立研究開発法人・情報通信研究機構の研究において、「深紫外線LED」が新型コロナウイルスを不活性化する効果がてきめんであったことが報告されている。

世界で初めて実用化に成功

 もともと深紫外線が複数のウイルスを死滅させることは知られていたが、新型コロナにも効果があることが確認されたという意味は大きい。これは深紫外線のパイオニアである日機装(6376)にとって企業価値を高めるチャンスになりそうだ。

 なぜ同社が深紫外線のパイオニアになれたのだろうか。それは、2014年にノーベル物理学賞を受賞した名城大学の赤﨑勇教授と名古屋大学の天野浩教授の指導の下、06年から子会社の大学ベンチャーで深紫外線LEDの製品開発を進め、15年に世界で初めて実用化に成功したからだ。

 経済活動と感染防止を両立するためには、建物内の空間にウイルスが広がらない環境をつくらなければならない。とりわけ小売店や飲食店では店舗を営業する以上、感染者は1人も出すことができない。マスクの着用やアルコールによる手の消毒だけでは心もとないだろう。

「エアロピュア」生産量10倍

 日機装のIR(投資家向け広報)によれば、1月に発売した水と空気を浄化する「エアロピュア」が家庭や診療所を中心に、引き合いが増えているという。年間生産量を1万台から10万台に引き上げたばかりだが、今後は小売店、飲食店、ホテルなどをはじめ、航空機や新幹線など公共交通機関に広がっていく可能性があるということだ。

 同社は航空機関連などのイメージが強いせいか、株価は3月の安値から四分の一しか戻っていない。実は売上の4割弱が医療関連だという事実はあまり認知されていないのだ。

 アンジェス(4563・M)やアイロムグループ(2372)などが新型コロナワクチン開発への期待から大相場となっているが、深紫外線の技術はワクチン開発と匹敵する材料だ。日機装を出遅れ株としてマークしておきたい。

(写真:123RF)

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