<米国株情報>衣料品チェーンTJXのハーマンCEO、営業再開後は「力強い再スタート」

株式

2020/5/27 10:22

 衣料品チェーン大手TJマックスの親会社ティージェイエックス・カンパニーズ<TJX>のエミー・ハーマンCEO(最高経営責任者)は21日、営業中の店舗における客足が新型コロナウイルス感染症の拡大前の水準を上回っていると明らかにし、「力強い再スタートを切った」と述べた。海外店を含め、売上が前年水準を上回ったといい、同CEOは「消費者が外出制限で買い物ができなかったため、潜在需要がかなり積み上がっていた」と分析している。

 同社は新型コロナの感染拡大を受けて3月19日から全世界で臨時休業に入ったが、5月2日から徐々に営業を再開していた。6月末までには大半の店舗が再開される見通し。

 経済情報専門サイトのマーケットウォッチによると、大手投資銀行のコーウェン・アンド・カンパニーは顧客向けリポートで、「TJXの営業再開後の客足が予想以上に良かったことは、多くの消費者が格安価格で商品を販売するオフプライスストアを支持していることを示す」と指摘し、目標株価を52ドルから62ドルに引き上げた。金融大手ウェルズ・ファーゴ<WFC>も目標株価を65ドルから70ドルに引き上げている。

 なお、21日に発表した21年1月期第1四半期(20年2-4月)決算は、売上高が前年比52%減の44億ドル、最終赤字は8億8750万ドル(前年は7億ドルの黒字)だった。新型コロナウイルス感染症の影響で売れ残った衣料品在庫の減損損失が5億ドルに達した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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