ニトリHDが年初来高値、SMBC日興証は「1」・目標株価2万円に引き上げ

株式

2020/5/27 15:58

 ニトリホールディングス<9843.T>が4日続伸、435円高の1万9135円まで買われ、連日の年初来高値更新。SMBC日興証券では26日付で、投資判断を「2」(中立)から「1」(アウトパフォーム)に、目標株価を1万7000円から2万円に、それぞれ引き上げている。

 同証券では業績予想を上方修正、あわせて目標株価を2万円に引き上げるとともに、(1)セクター内相対評価(2)COVID-19がもたらすライフスタイルの変化の可能性(3)原油安による原価改善効果の可能性――にかんがみ、「1」に引き上げるとしている。

 消費増税前の駆け込み需要発生により20年2月期は10月までSSSの水準が高いものの、20年4月の説明会で21年2月期の為替予約が1ドル=104円でなされてきたことが発表され、かつCOVID-19による休業店舗数が少なくSSSが好調である点が好感されてきた経緯があり、テレワーク需要は一巡する可能性はあるものの、時期がずれているだろう引越需要が出る可能性はあろうとコメントしている。また、原油安の粗利率へのプラス影響はまだ株価に織り込まれていないと思われ、今後のカタリストとして期待したいとしている。

 同証券では連結営業利益について、21年2月期1231億円(前期比14.5%増)、22年2月期1354億円、23年2月期1477億円、24年2月期1609億円、25年2月期1751億円、と試算している。

 27日の終値は、前日比260円高の1万8960円。

提供:モーニングスター社

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