凸版が急騰、通期の営業利益予想を上方修正

株式

2020/5/29 13:19

 凸版印刷<7911.T>が急騰。28日引け後に、20年3月期の連結営業利益予想を上方修正したことが好感された様子。株価は前日比222円高の1963円まで値を上げている。

 20年3月期について、予想売上高は従来の1兆5200億円から1兆4860億円(前期比1.5%増)に減額したが、営業利益を570億円から660億円(同44.3%増)に引き上げている。売上高は、「情報コミュニケーション」におけるペーパーメディアの想定以上の縮小、および「エレクトロニクス」におけるTFT液晶やフォトマスク、カラーフィルタなどの落ち込みが主な要因。一方、利益面は「情報コミュニケーション」におけるSP関連や電子書籍の拡大、教科書採択の順調な推移に加え、「生活・産業」における低差益受注品の見直し、原価削減の積極推進などが押し上げに働く見込み。

 午後1時19分現在の株価は80円高の1821円。

提供:モーニングスター社

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