タケエイの決算説明会、21年3月期は新設処分場の稼働や横須賀バイオマス事業がフルに貢献
2020/5/29 13:34
タケエイ<2151.T>は29日、決算説明会の動画を公表した。20年3月期は売上高377億1300万円(前期比16.9%増)、営業利益32億9800万円(同55.2%増)と増収増益を達成しており、従来計画に対し、売上高で約11億円、営業利益で約2億円の上ブレとなった。
阿部光男代表取締役社長は「主にタケエイ単体の好調が要因」と説明。採算の改善と中間処理場の安定稼働により、単体では営業利益率が前期の2.7%から9.2%に大きく上昇しており、外部の運搬費削減、外部処理費を伴わない請負事業、東北復興事業、コンサル事業が伸び、売上原価が75.9%(19年3月期は80.5%)に抑えられた。
21年3月期は売上高410億円(前期比8.7%増)、営業利益34億円(同3.1%増)を予想している。破棄物処理・リサイクル事業では、前期の第4四半期から新しい処分場が稼働して搬入量が増加した子会社の北陸環境サービスのフル寄与が期待され、再生可能エネルギー事業においては、買収した市原グリーン電力が第2四半期から売上を押し上げる見通し。
一方、19年11月に営業を開始した横須賀バイオマスエナジーは前期にプラントの不調や燃料となる剪定枝の集荷不足などで損失を計上しており、今期についても「保守的に見積もっている」(阿部社長)が、3月には単月で黒字を達成するなど、足元では改善している。また、街路樹の剪定枝を肥料として販売している子会社のタケエイグリーンリサイクルと5月に合併。タケエイグリーンリサイクルより剪定枝の供給が可能になったため、運搬費の圧縮や燃料確保によりさらなる収益改善が見込まれる。
同時に、3カ年の中期経営計画を公表した。最終年度の23年3月期に、売上高470億円(20年3月期比1.2倍)、営業利益52億円(同1.6倍)を目指す。市原グリーン電力や、横須賀バイオマスの本格稼働、21年春に稼働予定の田村バイオマスエナジーが貢献する。また、SDGs(持続可能な開発目標)も意識しており、燃料確保や自然保護を目的とした山林の取得、廃プラスチックへの対応強化などにも努める。
提供:モーニングスター社
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