今晩のNY株の読み筋=トランプ米大統領の対中制裁措置に注意

株式

2020/5/29 17:06

 きょうの米国株式市場は、一段の調整が避けられない展開となりそうだ。

 きのう午後、トランプ米大統領が29日に中国に関する記者会見を開くと伝わったことから警戒感が広がり、買い優勢だった主要3指数はそろって反落に転じた。

 きょう東京時間もリスクオフの流れが続き、日経平均株価が5日ぶり反落して引けた。この流れは米国時間まで一巡しそうだ。

 きょう米国時間、トランプ米大統領が会見に臨む。市場には、米政権が中国人留学生や研究者で、中国軍と関係がある数千人のビザの取り消すとの見方が伝わっている。一方、中国側はきのう全人代(全国人民代表大会)で香港反体制活動を禁じる「国家安全法制」の導入を決めたばかりであり、米国側が制裁措置を打ち出せば対抗措置をとることを表明している。

 きょうのところは衝突は避けられず、両国が落としどころを探る局面は週明け以降になるとみられる。

<主な米経済指標・イベント>

4月個人所得・個人支出

(日付は現地時間)

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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