<特集>「新しい生活様式」でマーク(3)=明光ネット―授業開始遅れで個別指導需要の拡大も

株式

2020/5/29 18:08

 明光ネットワークジャパン<4668.T>をマークしたい。同社は、個別指導塾の明光義塾や、学童クラブの機能を兼ね備えた長時間預かり型学習塾の明光キッズなどを手掛けている。新型コロナウイルスの感染から子供を守るため、公立の小中高校を中心に、児童や生徒の数を少数に分けて授業を行うなどの対策が行われている。4月からの授業開始が大幅に遅れたことで、学校側は夏休み期間を短縮するなどして、授業時間を確保する見込み。ただ、年間の授業科目数を消化することが優先されることも懸念される。当面は新型コロナと共存する格好を強いられるなか、児童や生徒の学習進ちょく度合いの差が大きくなることも想定される。重要な学校の授業を補うだけでなく、来春に受験を控える児童生徒にとっては、気の抜けない期間に入ることもあり、通塾するが人数が増加しそうだ。

 株価は、3月17日に年初来安値となる602円を付ける場面がみられた。日足チャート上では、25日移動平均線(29日時点で803円)が下値を支える格好で推移。27日には25日移動平均線と75日移動平均線がゴールデンクロス(GC)を形成し、先高期待が高まっている。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ