米国株式市場:米中対立への警戒感が後退する格好、NYダウ小幅続落、ナスダックは反発

株式

2020/6/1 7:46

 前週末5月29日の米国株式は、NYダウが前日比17.53ドル安の2万5383.11ドルと小幅続落、ナスダック総合指数は同120.884ポイント高の9489.873ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が24億801万株、ナスダック市場が45億3812万株だった。

 米5月ミシガン大学消費者信頼感指数が72.3と、市場予想平均の同74.0を下回った。中国が香港に「国家安全法」を導入する方針を示したことに対し、米政府による対抗策も懸念され、売りが優勢となった。トランプ米大統領は記者会見で、香港に認めている優遇措置を見直すと発表。中国との貿易合意の撤回や追加関税には言及しなかったことから、警戒感が後退する格好となった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アマゾン・ドット・コム<AMZN>やマイクロソフト<MSFT>、シスコ・システムズ<CSCO>などが買われ、同指数の上昇を支えた。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末5月29日の大阪取引所終値比140円高の2万1950円だった。

提供:モーニングスター社

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