日経平均は185円高と続伸、米景気回復期待に米株高で買い先行=2日前場
2日前場の日経平均株価は前日比185円66銭高の2万2248円05銭と続伸。朝方は、米景気の回復期待を背景に1日の米国株式が上昇した流れを受け、買いが先行した。株価指数先物に断続的な買いが入り、上げ幅を拡大し、一時2万2326円98銭(前日比264円59銭高)まで上昇した。その後は、戻り売りに抑えられ、前引けにかけて上値の重い動きとなった。
東証1部の出来高は6億3661万株、売買代金は1兆1171億円。騰落銘柄数は値上がり1570銘柄、値下がり508銘柄、変わらず90銘柄。
市場からは「経済活動の再開期待は上げの理由付けであり、要は好需給でワイワイやっている感じだ。売りポジションの海外投資家が買い戻しに動き、リスクパリティー戦略をとるファンドの株式ウエート引き上げも期待される」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が堅調。東急不HD<3289.T>、三井不<8801.T>などの不動産株や、野村<8604.T>、大和証G<8601.T>などの証券商品先物株も高い。NTN<6472.T>、クボタ<6326.T>などの機械株や、三井金<5706.T>、フジクラ<5803.T>などの非鉄金属株も買われた。西武HD<9024.T>、東急<9005.T>などの陸運株や、三菱倉<9301.T>、住友倉<9303.T>などの倉庫運輸関連株も値を上げた。
半面、第一三共<4568.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株が軟調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株もさえず、関西電力<9503.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株も安い。
個別では、DLE<3686.T>がストップ高カイ気配となり、システムソフト<7527.T>、アーレスティ<5852.T>、シンシア<7782.T>、オープンドア<3926.T>などの上げが目立った。半面、曙ブレーキ<7238.T>、ダイジヱット<6138.T>、マイネット<3928.T>、DyDo<2590.T>、さくら<3778.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、29業種が上昇した。
提供:モーニングスター社
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