Vキューブが急騰、20年12月期第2四半期と通期の損益予想を引き上げ

株式

2020/6/2 12:05

 ブイキューブ(Vキューブ)<3681.T>が急騰し、一時192円高の1435円を付ける場面がみられた。1日引け後、20年12月期第2四半期(1-6月)と通期の連結損益予想を引き上げ、好感された。

 第2四半期業績予想で、売上高は33億3100万円から32億9500万円(前年同期比5.9%増)に引き下げたものの、営業損益を1億4800万円の黒字から2億2300万円の黒字(前年同期は1億4600万円の赤字)に増額。通期予想では、売上高を72億3700万円から72億100万円(前期比13.1%増)に引き下げたが、営業損益は5億円の黒字から5億7500万円の黒字(前期は2億8400万円の赤字)に拡大する見込み。製薬業界向けセミナーは、参加者はオンラインではあるものの、配信現場における感染リスク回避による延期が多く発生したほか、「テレキューブ」を中心としたアプライアンス事業においても、商談の延期や納品の遅延などが起こり、売上高が影響を受けた。利益面では、収益性の高いサービスが堅調に推移したことが寄与する。

 同社では、第2四半期(1-6月)以降も新型コロナウイルスによる影響は継続するとみているが、現時点では不透明のため、今回の業績予想の修正には織り込んでいないとしている。

 前場終値は、前日比83円高の1326円。

提供:モーニングスター社

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