日経平均は190円程度高、買い先行後はやや上値が重いもよう=4日寄り付き

 4日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比190円程度高い2万2800円前後で推移する。取引開始直後の午前9時には、同294円16銭高の2万2907円92銭を付けている。きのう3日の堅調な地合いが継続し、現地3日の欧米株式が上昇したことも追い風に、買いが先行した。為替市場で、円がドルやユーロに対し、円安方向にあることも支えのようだ。ただ、4日連騰となることや、心理的なフシ目となる2万3000円を前に、戻り待ちの売りに上値は重いもよう。3日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所終値比185円高の2万2915円だった。

 業種別では、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、日立<6501.T>、ソニー<6758.T>などの電機株も堅調。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株も上げている。

 個別では、システムソフト<7527.T>、ITM<2148.T>、Wスコープ<6619.T>、Sサイエンス<5721.T>、アシックス<7936.T>などが上昇。半面、レオパレス<8848.T>、レナウン<3606.T>(整理)、モロゾフ<2217.T>、LITALICO<6187.T>、フォーラムエンジニア<7088.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=108円台の後半(3日終値は1ドル=108円74-75銭)、1ユーロ=122円台の前半(同121円95-99銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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