サイバネットが急騰、株式新聞が産業用「AR・VR」で取り上げ

株式

2020/6/4 9:34

 サイバネットシステム<4312.T>が前日比6.9%高の726円まで買われた。株式新聞が4日付1面で、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに導入の加速が予想される、産業分野でのAR(拡張現実)、VR(仮想現実)の記事で同社を紹介した。

 ARやVRの普及はエンターテインメント領域で先行しているが、新型コロナの影響で高まった遠隔ニーズを受け、工場などの作業現場や、製品の開発・設計段階でも普及の勢いが増す可能性があると同紙は指摘。サイバネットのサービスの、VRによってバーチャル空間で製品の評価や検証を行える「遠隔バーチャルデザインレビュー」などを取り上げている。

 デザインレビューとは、製品の開発・生産を進める各段階で機能や安全性などを確認し、問題点を洗い出す作業。専用のヘッドギアを通し、製品の像の角度や位置を自由に動かせる。自動車部品などは関係する設計や製造の拠点が全国各地に散らばっているケースが多い。実物の試作品を必要とせず、担当者らが別々の場所にいながら仮想空間で一堂に会するバーチャルサービスの利便性は高い。

 このほか、関連銘柄としてサン電子<6736.T>のスマートグラス「エースリアル」の引き合い増にも触れている。

提供:モーニングスター社

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