日経平均は81円高と4日続伸、値上がり値下がり数は1030前後できっ抗=4日後場

 4日の日経平均株価は、前日比81円98銭高の2万2695円74銭と4日続伸して取引を終了した。午前9時00分に同294円16銭高の2万2907円92銭を付けたが、買い手掛かりに乏しいなか、戻り待ちの売りに上値は重く、後場に入り一時100円を超える下落となる場面もみられた。売りが一服した後は、押し目を拾う動きが強まったもようで、大型株を中心に堅調な動きとなった。為替市場で、午後に入り再びドル・円が1ドル=109円台(3日終値は108円74-75銭)に乗せたことも意識されたようだ。東証1部の出来高は15億1632万株、売買代金は2兆6913億円。騰落銘柄数は値上がり1032銘柄、値下がり1026銘柄と拮抗し、変わらず111銘柄だった。

 市場では「相場の地合いの強さを確認する格好となったが、短期的な過熱感を冷ますための調整が欲しいところだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、キリンHD<2503.T>、JT<2914.T>などの食料品株が上昇。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、東京海上<8766.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株も高い。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も堅調。ソニー<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、NTTドコモ<9437.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も上げた。東証業種別指数は、19業種が上昇、14業種が下落した。

 個別では、DLE<3686.T>、ITM<2148.T>、Wスコープ<6619.T>、内田洋行<8057.T>、藤久<9966.T>などが上昇。半面、レナウン<3606.T>(整理)、レオパレス<8848.T>、ランド<8918.T>、フォーラムエンジニア<7088.T>、KeePer<6036.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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