日本フォームが急騰し一時ストップ高、継続企業の前提に関する注記の解消を材料視

株式

2020/6/17 10:20

 日本フォームサービス(日本フォーム)<7869.T>が急騰し、一時700円ストップ高の3815円を付ける場面もみられた。16日引け後、20年9月期第2四半期(19年10月-20年3月)の連結決算短信において、継続企業の前提に関する注記の記載を解消したと発表、材料視された。

 第2四半期(19年10月-20年3月)の連結決算は、売上高が16億1100万円(前年同期比0.7%増)で、最終損益は1億100万円の黒字(前年同期は500万円の赤字)に転換した。製造事業で、AV関連製品は、引き続き好調なデジタルサイネージ関連製品およびアーム関連製品は、グループ会社を通じて工事を含めた案件を受注しており堅調に推移。函物関連製品も、主力となるサーバーラックやモニターラックなど大型案件が売上に寄与した。新型コロナウイルス感染症拡大で、製造事業は納期延長の要請などの事象が発生し、売上高の減少リスクが生じているが、今後一年間の資金繰り状況を見積もっても、なお継続的な運転資金の確保にメドがついており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が現時点では存在しないものと判断した。

 20年9月期業績予想は、売上高34億1300万円(前期比9.1%増)、最終損益5700万円の黒字(前期は4500万円の赤字)を据え置いている。

 午前10時15分時点の株価は、前日比185円高の3300円。

提供:モーニングスター社

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