キャンバスが急上昇、「CBP501」フェーズ1b試験拡大相で膵臓がん患者組入れ完了

株式

2020/6/18 10:28

 キャンバス<4575.T>が急上昇し、一時97円高の898円を付けた。17日引け後、米国で実施している「CBP501」フェーズ1b試験拡大相のうち膵臓(すいぞう)がんについて、評価可能症例が10例に到達し患者組み入れが完了したと発表し、材料視された。

 同社は18年12月にCBP501・シスプラチン・ニボルマブ(オプジーボ)の3剤併用による臨床試験(フェーズ1b拡大相)を開始し、当初は19年中に膵臓がん・MSS直腸大腸がんのそれぞれ評価可能10例を組入れる計画だったが、膵臓がんに関しては「評価不能」症例の発生によって、またMSS直腸大腸がんについては組入ペースの鈍化により、いずれも当初の見通しよりも遅延していた。今回、膵臓がんの組入れが完了したことで、フェーズ1b試験拡大相のもう一つの対象がん腫であるMSS直腸大腸がんの組入れにも好影響を及ぼすと期待されている。

提供:モーニングスター社

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