<相場の読み筋>6月30日
2020/6/30 7:42
29日の米国株式は、反発した。NYダウが前週末比580.25ドル高の2万5595.80ドル、ナスダック総合指数が同116.934ポイント高の9874.153ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億6524万株、ナスダック市場が42億6330万株だった。米5月の中古住宅販売仮契約指数が前月比44.3%上昇し、市場予想平均の同18.9%上昇を大幅に上回った。好調な住宅指標を受け、景気への警戒感が後退し買いが優勢となった。NYダウ採用銘柄では、FAA(米連邦航空局)が運航停止中の「737MAX」の試験飛行を今週にも開始すると発表したことからボーイング<BA>が急騰したほか、レイセオン・テクノロジーズ(旧ユナイテッド・テクノロジーズ)<RTX>やダウ(旧ダウ・デュポン)<DOW>などが値上がり率の上位に入っている。
30日の東京株式は反発後、もみ合いとなりそう。きのう29日に大幅反落した反動や、現地29日の米国株式が上昇した動きもあり、買い戻しの動きが先行するとみられる。ただ、買い手掛かり難のなか、戻り待ちの売りも控えているとみられ、買い一巡後は上値が重くなる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の半ば(29日終値は107円19-20銭)、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の後半(同120円52-56銭)と、円安方向に振れていることは支えとなりそう。29日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日電産<6594.T>、TDK<6762.T>、キーエンス<6861.T>などが、29日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比285円高の2万2335円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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