あさひが急落、第1四半期は減収減益

株式

2020/6/30 14:17

 あさひ<3333.T>が急落。29日引け後の決算発表で、21年2月期第1四半期(20年2月21日-5月20日)の単体業績が減収・減益となったことが嫌気された様子。株価は前日比76円安の1447円まで値を下げている。

 21年2月期第1四半期は、売上高198億8600万円(前年同期比2.6%減)、営業利益30億9500万円(同6.0%減)。例年、最大の書き入れ時である4月度(3月21日-4月20日)において、新型コロナウイルス感染症の影響で週末の自主休業や、インショップやテナントの一部で一定期間休業対応したことなどにより、減収・減益に甘んじた。

 ただ、「密」を避けるため、公共交通機関から自転車へ移動手段を見直す動きが広がるとともに、5月には政府の専門家会議を経て発表された「新しい生活様式」の実践例で、公共交通機関の利用に関して「自転車利用も併用する」旨が掲載。また、新型コロナ禍における健康意識の高まりから「健康産業」として社会的価値の向上が見られるなど、自転車の必要性が広く認識される中、上期(2月21日-8月20日)の予想売上高374億5500万円(同10.0%増)、営業利益45億2500万円(同19.2%増)は据え置いている。

 午後2時15分現在の株価は22円安の1501円。

提供:モーニングスター社

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