日経平均は24円高と小幅反発、騰落銘柄数は値下がりが多く1300超に=2日後場
2日の日経平均株価は、前日比24円23銭高の2万2145円96銭と小幅に反発して取引を終了した。朝方の買いが先行後、不安定な動きをみせたがジリ高基調となり、午前11時29分には同145円78銭高の2万2267円51銭ときょうの高値を付ける場面があった。後場に入り、東京都できょう2日、新たに新型コロナウイルスの感染者数が100人を超え、緊急事態宣言が解除された後で、最も多くなったと報じられた。緊急事態宣言の再発動が警戒され、再び下げに転じる場面もあり、総じて上値が重い状況だった。為替市場では、ドル・円が1ドル=107円40銭台(1日終値は107円56-58銭)と、もみ合い商状が続いた。東証1部の出来高は13億5725万株、売買代金は2兆2366億円。騰落銘柄数は値上がり753銘柄、値下がり1343銘柄、変わらず73銘柄だった。
市場では「日経平均株価は日足チャート上で、6月16日に付けた陽線の範囲内で推移し『三角持ち合い』となっている。日中値幅が小さくなり、上下どちらかに動くタイミングが近そう」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が上昇。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も堅調。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や上げた。東証業種別指数は、19業種が上昇、14業種が下落した。
個別では、リテールP<8167.T>、ガンホー<3765.T>、日本通信<9424.T>、エムティア<9438.T>、エスプール<2471.T>などが上昇。半面、レオパレス<8848.T>、ネオジャパン<3921.T>、Jリース<7187.T>、DLE<3686.T>、サンデンHD<6444.T>などが下落した。
(写真:123RF)
提供:モーニングスター社
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