日本オラクルが続伸、大和証は「2」・目標株価1万4700円に引き上げ

株式

2020/7/3 16:25

 日本オラクル<4716.T>が続伸。大和証券では2日付で、投資判断を「3」(中立)から「2」(アウトパフォーム)に、目標株価を8800円から1万4700円に、それぞれ引き上げている。

 「国際的な超低金利下で、構造的な安定成長と1%強の配当利回りを期待できる同社株は、債券代替的な投資需要にも応え得よう」とコメント。また、同証券では、採算改善を反映し、業績予想を全般に上方修正、会社側の21年5月期計画は、COVID-19禍の影響を織り込み、前期比0.0-3.0%増収ながら過度に慎重と考えるとしている。

 年度前半は、COVID-19禍の影響で代理店たるSI企業群の営業活動が停滞、ライセンス販売が減速する可能性があるものの、年度後半以降は、COVID-19対策の企業側サーバ強化や企業システムのプライベートクラウドシフト、政府補正予算に伴うデジタルガバメント需要が、業績を押し上げると予想している。

 同証券では、単体営業利益について、21年5月期740億円(前期比7%増、従来675億円、会社側計画は非開示)、22年5月期790億円(従来700億円)、23年5月期840億円(同725億円)と試算している。

 3日の終値は、前日比680円高の1万3420円。

提供:モーニングスター社

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