東エレクが上場来高値、岩井コスモ証は「A」継続、目標株価は3万3600円に引き上げ

株式

2020/7/3 16:50

 東京エレクトロン<8035.T>が4日続伸、880円高の2万8810円まで買われ、連日の上場来高値更新。岩井コスモ証券では2日付で、投資判断「A」(強気)を継続、目標株価は2万9000円から3万3600円に引き上げている。

 米国半導体メモリ大手のマイクロンが市場期待を上回る決算を発表、足元の四半期予想もコンセンサスを上回っており、クラウドへの投資意欲は強く、パソコンメーカーやスマホメーカーが抱える高水準の在庫も戦略的で懸念する必要はなさそうだとしている。半導体産業にとって新型コロナ感染拡大はテレワークなどデジタルトランスフォーメーションの浸透を加速、巣篭もり消費も喚起し皮肉にもプラスに働いていることが再確認できたといえようとしている。

 同社については、6月18日に初めて開示した21年3月期予想が強気で、市場の見方を良い意味で裏切り、株価は上昇したが、マイクロンの決算を受け、追い風が強まると予想。さらなるバリュエーションの切り上がりが期待できると考え、目標株価を21年3月期予想PER約25倍の3万3600円に引き上げるとしている。

 3日の終値は、前日比790円高の2万8720円。

提供:モーニングスター社

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