<特集>防災意識が高まるシーズン(1)=西日本豪雨から2年、今後も続く災害対策

株式

2020/7/3 17:36

 2018年7月に広島、岡山、愛媛、山口を中心に大きな被害をもたらした「西日本豪雨」から2年が経過した。活発な梅雨前線の影響を受け、土砂災害への警戒ムードが高まるのがこのシーズン。また、昨年の台風19号は東日本に甚大な被害をもたらした。あらかじめ避難行動を決めておくなど、災害への備えが重要になってくる。

 国の対策としては、今年度で3カ年の計画が終了する国土強じん化に向けた緊急対策について、6月に自民党と公明党が来年度以降も延長して対策を進める方針で一致している。ハード面では堤防の整備と強化、河道掘削、ダム建設のほか、大規模地下貯留施設の整備などが引続き進められる見通し。新型コロナウイルス感染症の拡大で避難所の運営など新たな課題への対処も含め、防災関連は折に触れ関心を集めそうだ。関連銘柄をマークしておきたい。

提供:モーニングスター社

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