<相場の読み筋>7月7日

2020/7/7 7:45

 6日の米国株式は、NYダウが2日終値比459.67ドル高の2万6287.03ドル、ナスダック総合指数が同226.021ポイント高の1万433.650ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億5611万株、ナスダック市場が44億1672万株だった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、連日で史上最高値を更新した。6日の中国・上海総合指数が大幅高となった動きや、6月のISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況指数が57.1となり、市場予想平均50.1を上回ったことも好感された。前週2日に発表された6月米雇用統計に続き、堅調な経済指標が明らかとなり、先行き不透明感が後退したようだ。ナスダック総合指数は、アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>、アルファベット(グーグルの持ち株会社)<GOOG>などが買われ、同指数の上昇を支えた。

 7日の東京株式は、しっかりした展開か。きのう6日好地合いが継続するとみられ、欧米株式が上昇したことも支えとなりそう。日経平均株価はきのう6日の上昇で、25日移動平均線(6日時点で2万2477円)を上抜くなど、同線が直近で上値を抑える格好となっていただけに、投資家心理の好転につながることも期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の半ば(6日終値は107円59-60銭)、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の半ば(同121円55-59銭)で推移する。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、TDK<6762.T>、ファナック<6954.T>などが、6日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所終値比10円安の2万2640円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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