<新興国eye>ブラジル中銀週報:20年GDP見通しを6.50%減に上方修正

新興国

2020/7/7 11:00

 ブラジル中央銀行が6日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の20年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の対前年比6.54%減から6.50%減へと改善方向に上方修正された。1カ月前の予想は6.48%減だった。また、21年の見通しは前週予想の3.50%増に据え置かれた。据え置きは6週連続となった。

 20年末時点の政策金利見通しは前週予想の2.00%に据え置かれた。1カ月前の予想は2.25%だった。また、21年末時点の見通しも前週予想の3.00%に据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前は3.50%だった。次回8月4-5日の政策決定会合時点の見通しも2.00%に据え置かれた。1カ月前の予想は2.25%だった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た20年のインフレ見通しは前週予想の1.63%上昇に据え置かれた。1カ月前の予想は1.53%上昇だった。21年の見通しも前週予想の3.00%上昇に据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前の予想は3.10%上昇だった。

 為替レートの見通しは、20年末時点の見通しが1ドル=5.20レアルに据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前の予想は5.40レアルだった。21年末時点の見通しは前週予想の5.00レアルから5.05レアルに引き上げられた。1カ月前の予想は5.08レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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