トーセイが急落、20年11月期業績予想の下方修正と期末一括配当の減額を嫌気

株式

2020/7/7 16:06

 トーセイ<8923.T>が急落し、623円安の895円を付けた。6日引け後、20年11月期連結業績予想(IFRS)の下方修正と期末一括配当予想の減額を明らかにし、嫌気された。

 20年11月期業績予想で、売上高を803億5400万円から648億9700万円(前期比6.9%増)に、営業利益を137億3700万円から46億8000万円(同63.1%減)に引き下げた。新型コロナウイルス感染症の収束時期および不動産投資市場への影響を見通すことが困難ななか、同社は現時点で想定する複数のシナリオのうち、保守的なシナリオを想定。下期の不動産流動化事業および不動産開発事業の一部販売予定物件の販売時期を翌期以降に先送りすることなどを織り込んだ。業績予想の修正に伴い、期末一括配当予想を見直し、従来の47円から13円(前期実績42円)に減額するとした。

 20年11月期第2四半期(19年12月-20年5月)の決算は、売上高が450億5000万円(前年同期比30.8%増)、営業利益は21億7000万円(同72.7%減)だった。

 7日の終値は、前日比245円安の913円。

提供:モーニングスター社

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