信用関連データ=売り残が3週ぶり減少、買い残は4週ぶり減少、信用倍率は2.40倍に上昇

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株式

2020/7/7 16:38

 7月3日申し込み現在の2市場信用取引残高は、売り残が前週比1103億円減の9164億円、買い残は同205億円減の2兆1949億円だった。売り残が3週ぶりに減少し、買い残は4週ぶりに減少した。信用倍率は前週の2.16倍から2.40倍に上昇した。

 この週(6月29日-7月3日)の日経平均株価は3日終値が前月26日終値比205円安の2万2306円だった。週初6月29日は517円安と大幅反落した。米国で新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響が再度懸念され、前週末の米国株式が大幅下落した流れを受け、広範囲に売られた。翌30日は293円高と急反発。米国株式が住宅指標の改善などを背景に大幅上昇し、好感された。7月に入り、1日は166円安と反落し、2日(24円高)、3日(160円高)とも値を上げたが、週を通じては週初の大幅安が響いた。

 7日の売買代金に占めるカラ売り(信用取引を含む)の割合を示すカラ売り比率は、39.8%(6日は39.8%)と横ばい。この日の日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、2万2614円(前日比99円安)引け。朝方は、きのう大幅続伸(407円高)した反動で、利益確定売りが先行した。いったん持ち直して上げに転じる場面もあったが、買いは続かず、再度軟化。時間外取引でのNYダウ(ミニ)先物安が重しとして意識され、下げ幅は一時170円を超えた。その後下げ渋ったが、戻りは限定された。足元のカラ売り比率は一服状態ながら、軟地合いが続くようなら、再び同比率が上昇する可能性がある。

提供:モーニングスター社

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