<相場の読み筋>7月8日
2020/7/8 7:41
7日の米国株式は、NYダウが前日比396.85ドル安の2万5890.18ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同89.761ポイント安の1万343.889ポイント6日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億6122万株、ナスダック市場が42億3710万株だった。堅調な経済指標の発表が相次ぎ、連日で史上最高値を更新していたハイテク株に対し利益確定売りが優勢となった。また、NY州のクオモ知事は同日、新型コロナウイルスの感染が再拡大しているデラウェア、カンザス、オクラホマの各州からの訪問者対し、14日間の自主隔離を求めると発表。新型コロナウイルスの感染拡大リスクも意識された。NYダウ採用銘柄では、ボーイング<BA>やゴールドマン・サックス<GS>、アメリカン・エキスプレス<AXP>などが、値下がり率の上位に入っている。
8日の東京株式は続落後、もみ合いとなりそうだ。きのう7日の軟調な動きや、現地7日の米国株式が下落したことから、売り先行のスタートとなろう。主要なETF(上場投資信託)の分配金支払い基準(決算日)は8日と10日に集中していることから、分配金をねん出するための売りも警戒される。売り一巡後は、時間外取引での米株価指数先物の動きを意識する展開が見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の半ば(7日終値は107円63-64銭)、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の前半(同121円46-50銭)と小動き。7日のADR(米国預託証券)は円換算値で、デンソー<6902.T>、キヤノン<7751.T>、三井住友<8316.T>などが、7日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所終値比125円安の2万2415円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
関連記事
-
永濱利廣のエコノミックウォッチャー(3)=景気予測調査から見た今期業績見通し
2020/7/7 17:31
6月11日に公表された4~6月期法人企業景気予測調査は、5月下旬にかけて金融・保険を除く資本金10億円以上の大企業約4000社に対して行った景気予測調査であり、今期業績計画の修正度合いを予想するた・・・…続き
-
<中原圭介の相場観>バイオ株への過度な期待は禁物
世界のメディアの報道をみていると、新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の開発が順風満帆に進んでいるような印象を受ける方が多いと思う。これらの報道をフェイクニュースとまではいわないが、私たちは「現実は・・・…続き
-
段ボール、避難所で活躍―コロナ「3 密対策」で注目
台風シーズンを前にした7月に、早くも豪雨が日本列島を襲った。九州の熊本県や大分県で河川が氾濫(はんらん)し、多くの住民が避難を余儀なくされている。コロナ下で迎える水害対応は感染症への注意が怠れない。・・・…続き
-
「オフィス離れ」、富士通が転機に-大手不動産に逆風
企業のオフィス離れが加速しそうだ。富士通(6702)は6日、国内で使用するオフィスの面積を半分に削減すると発表。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに「通勤の概念を変える」という同社。オフィス市況・・・…続き
速報ニュース
-
香港大引:ハンセン0.02%高で5日ぶり小反発、中国不動産セクターに買い
11時間前
-
225オプション・コール(期近・4月17日・権利行使価格3万9000円)
11時間前
-
225オプション・プット(期近・4月17日・権利行使価格3万7500円)
11時間前
-
11時間前
-
11時間前
-
11時間前
-
中国大引:上海総合2.1%高で反発、ハイテクと不動産に買い戻し
12時間前
-
12時間前
-
12時間前
-
12時間前