日経平均は43円安と続落、米国株安を受け売り先行、一時上げ転換も買い続かず=8日前場
8日前場の日経平均株価は前日比43円14銭安の2万2571円55銭と続落。朝方は、売りが先行した。現地7日の米国株式が新型コロナウイルスの感染拡大などを背景に下落した流れを受け、寄り付き直後に2万2465円08銭(前日比149円61銭安)まで値を下げた。きょうは主要なETF(上場投資信託)の決算集中日で、分配金支払いに伴う換金売りも重しとして意識された。一巡後は、株価指数先物買いを交えて上げに転じ、一時2万2667円95銭(同53円26銭高)を付けたが、買いは続かず、その後は再びマイナス圏に押し戻された。
東証1部の出来高は5億2036万株、売買代金は9529億円。騰落銘柄数は値上がり1027銘柄、値下がり1043銘柄、変わらず90銘柄。
市場からは「いったん上げに転じるなど総じて強い。ETF分配金支払いに伴う換金売りは、前もってある程度売っているとみられ、影響は限定的だ。過剰流動性に経済対策もあり、基調はまだ強いとみている。買い戻しが続くなか、海外投資家もこのまま上昇すれば、困るだろう」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が軟調。任天堂<7974.T>、ヤマハ<7951.T>などのその他製品株や、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>などの海運株も安い。第一生命HD<8750.T>、かんぽ生命<7181.T>などの保険株や、SBI<8473.T>、松井証<8628.T>などの証券商品先物株も売られた。サイバー<4751.T>、HIS<9603.T>などのサービス株や、クレセゾン<8253.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株も値を下げた。
半面、中部電力<9502.T>、九州電力<9508.T>などの電気ガス株が堅調。ヤマトHD<9064.T>、近鉄GHD<9041.T>などの陸運株も買われた。日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、中外薬<4519.T>、大塚HD<4578.T>などの医薬品株も高い。
個別では、ティアック<6803.T>、フェリシモ<3396.T>、キムラタン<8107.T>、ファーストブラザーズ<3454.T>、サイバー<4751.T>などの下げが目立った。半面、保土谷化<4112.T>がストップ高となり、YACHD<6298.T>、マネパG<8732.T>、TBASE<3415.T>、HIOKI<6866.T>などの上げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、18業種が下落した。
提供:モーニングスター社
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