10日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、107円台前半で推移か

為替

2020/7/10 8:47

ドル・円予想レンジ:1ドル=106円90銭-107円90銭

 10日の東京外国為替市場でドル・円は、引き続き1ドル=107円前半を中心とした推移になりそうだ。

 きのうは、東京都内で新型コロナウイルスの新規感染者が224人と過去最多となったほか、米国では米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が感染拡大が続く州に対し、「ロックダウンを真剣に考えるべき」と発言したことなどを受けリスク回避姿勢が強まった。リスク回避ムードの中、NYダウが反落。ドル・円は米金利低下を伴い、ドル売り・円買い優勢となった。

 きょう東京時間でも、前日の流れを受け継ぎ、ドル・円には下押し圧力がかかり、107円を割り込む場面が想定されそうだが、その近傍では事業決済か集中しやすい5・10日(ごとおび)でもあり、実需筋のドル買い・円売りも入り、基本的には107円台前半で推移するとみられる。

<主な経済指標・イベント>

国内:6月国内企業物価、エルニーニョ監視速報、オプションSQ(特別清算指数)算出日

米国:米6月6月PPI(生産者物価指数)

その他:ブラジル6月IPCA(拡大消費者物価指数)、シンガポール総選挙

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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