日経平均は23円程度安、買い先行後は戻り待ちの売りに下げ転換したもよう=10日寄り付き
10日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前日比23円程度安い2万2505円前後で推移する。午前9時6分には、同37円35銭安の2万2491円94銭を付けている。きのう9日の取引時間の後半には、上げ幅を縮小する格好で取引を終えていたが、現地9日の米国株式市場で、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新したことから、やや買いが優勢だった。ただ、買い材料に乏しいなか、戻り待ちの売りに押され、下げに転じたもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は9日の大阪取引所終値比95円安の2万2385円だった。日経平均先物・オプション7月限SQ(特別清算指数)の市場推定値は2万2601円81銭。
業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も安い。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も下げている。
個別では、乃村工芸<9716.T>、トーセ<4728.T>、くら寿司<2695.T>、毎コムネット<8908.T>、キムラタン<8107.T>などが下落。半面、エスクロAJ<6093.T>、C&R社<4763.T>、SHIFT<3697.T>、ファミマ<8028.T>(監理)、アイモバイル<6535.T>などが上昇している。
東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=107円台の前半(9日終値は1ドル=107円24-25銭)、1ユーロ=120円台後半(同121円57-61銭)で取引されている。
提供:モーニングスター社
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