<特集>少額投資に向く銘柄(2)=タキロンCI―半導体製造装置関連に期待

株式

2020/7/10 17:55

 タキロンシーアイ<4215.T>を狙ってみたい。20年3月期の連結業績は減収・2ケタの営業減益だったが、第4四半期(20年1-3月)に限ると半導体・液晶製造装置向け工業用プレート(樹脂板)を主力とする「高機能材」の貢献で増益に転じており、21年3月期への期待が高まる。

 同社は半導体・液晶製造装置向け工業用プレート、および建材用ポリカーボネート波板のトップメーカーで、「建築資材」「環境資材」「高機能材」「機能フィルム」の4分野に展開。20年3月期は、売上高1394億3200万円(前期比7.4%減)、営業利益73億7200万円(同18.8%減)と、4セグメントが全て減収・減益だったことで2ケタ減益に甘んじたが、第4四半期に限ると半導体設備投資復調の兆しを受けた「高機能材」が営業利益を4億5700万円(前年同期比2.6倍)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益も20億7600万円(同26.0%増)と増益に転じ、21年3月期の通年への貢献が期待される状況となってきた。

 売買単位は100株で、10日の終値は679円。PBR(株価純資産倍率)0.8倍と、指標面も割安。

提供:モーニングスター社

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