13日の債券市場見通し=売り先行も下値は堅い展開か

債券

2020/7/13 8:31

予想レンジ:債券先物中心限月(20年9月限)152.10円-152.25円、長期国債利回り0.010%-0.020%

 13日の債券市場は売りが先行しそうだ。前週末の米国債反落の流れを引き継ぐ。夜間取引では、新型コロナ感染拡大懸念から買い進まれていたが、その後、反落となった。

 「米製薬大手による治療薬の臨床結果が、重症患者の死亡率低下を示したとのニュースがリスクオンの材料になった」(銀行系証券)という。日経平均株価が上昇する見込みで、国債入札や日銀・長期国債買い入れオペがないだけに、外部環境を素直に受けて売りが先行する見込み。半面、今週は財務省が実施する国債入札が予定されておらず、需給的には買いやすい時間帯に入ったため、下値に堅さもみられそうだ。

提供:モーニングスター社

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