日経平均は290円程度高、買い先行後も戻り待ちの売りを吸収する格好で堅調推移=15日寄り付き

 15日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前日比290円程度高い2万2880円前後で推移する。午前9時10分には、同334円71銭高の2万2921円72銭を付けている。きのう14日に反落した反動や、現地14日の米国株式が上昇したことから、買いが優勢となった。また、米バイオ医薬のモデルナ<MRNA>は現地14日、開発を進める新型コロナウイルスワクチンに関し、第1相試験の参加者全員が抗体を獲得したことを確認したと発表。時間外取引で米株価指数先物が上昇していることも刺激となっている。戻り待ちの売りの売りを吸収する格好で、堅調な動きが続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は14日の大阪取引所終値比130円高の2万2700円だった。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株が上昇。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も高い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も上げている。

 個別では、セラク<6199.T>、サイバーL<3683.T>、anfac<7035.T>、ミツバ<7280.T>、プレス工業<7246.T>などが上昇。半面、パルGH<2726.T>、ネオス<3627.T>、IDOM<7599.T>、Gunosy<6047.T>、イーブック<3658.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=107円台の前半(14日終値は1ドル=107円26-28銭)、1ユーロ=122円の半ば(同121円54-58銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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